道の駅 くしがきの里|日本一の串柿と、農家直営フルーツパフェが自慢の産直パラダイス
大阪から和歌山へ、国道480号線の玄関口
大阪府岩出市方面から和歌山県かつらぎ町へと抜ける国道480号線。この沿線にあるのが「道の駅 くしがきの里」です。大阪府と和歌山県伊都地域を結ぶ国道480号にあり、施設が立地するかつらぎ町滝地域は周辺の地域と合わせ四郷地区と呼ばれ、日本一の生産量を誇る串柿で知られる地域です。
紀の川流域の道の駅を巡ってきた流れで訪れるなら、かつらぎ町エリアの中でも特にフルーツと串柿という2つの名物が揃った、この道の駅は外せない一駅です。
基本情報
平成29年(2017年)4月に国道480号沿いの四郷地区にオープンした道の駅で、かつらぎ町の北の玄関口として、農産物の販売・加工、地域食材の提供、地域情報の発信を担う施設です。
営業時間については情報源によって多少の差がありますが、月〜金曜日は9:00〜17:00、土日曜日は9:00〜18:00とされています。物産販売施設のレストラン・カフェについては10:00〜17:00の営業で、地元のフルーツを使ったアイスやジュースがおすすめとされ、テイクアウトも利用できます。
駐車場は大型車6台、普通車88台、自動二輪車10台(第2駐車場含む)が用意されています。バイクツーリングでの立ち寄りにも配慮された駐輪スペースがあるのは、ライダーにとって地味にありがたいポイントです。
アクセスに関しては>京奈和自動車道 かつらぎ西ICからわずか5分という好立地です。比較的新しい道の駅なので、施設全体がすっきりと整備されている点も特徴です。
半径5km圏内に道の駅4駅、実は激戦区
面白いのは、この周辺エリアの道の駅密度の高さです。道の駅かつらぎ西から約3キロに位置し、半径5キロ圏内に道の駅が4箇所ある中で一番新しい駅で、従来施設を進化させた道の駅ではなく、すべて新築の建屋という点が特徴です。
つまり、かつらぎ町周辺だけでツーリングの休憩ポイントに困ることはまずない、ということです。紀の川流域の道の駅巡りをするなら、複数駅をまとめて回れる効率の良いエリアと言えます。
農家直営だから叶う、鮮度抜群のフルーツ
くしがきの里の一番の強みは、運営体制にあります。地元の若手農家らで作る、かつらぎ町の小売業「紀農人(きぐり)株式会社」が指定管理者となっており、物産販売施設では約170の地元農家がその日の朝に収穫した野菜や果物を販売しています。
農家さんが直接運営しているからこそ、旬のフルーツ・野菜の質に妥協がなく、贈答用の高級フルーツギフトも充実しています。お中元・お歳暮シーズンには特に贈答需要が高まるようで、スタッフが旬のおすすめを丁寧に教えてくれる点も好評です。
柿・桃・みかんを中心にほぼ1年を通して果物を楽しめるほか、和歌山の特産品も数多く取り揃えられています。「フルーツ王国」を自称するかつらぎ町の実力を、まさに体感できる売り場です。
「KIGURI CAFE」のフルーツパフェが名物
物産販売施設に併設された「KIGURI CAFE(キグリカフェ)」も見逃せません。オープンカフェが新設され、柿や熊野ポークを使ったオリジナルカレー、果物がもりだくさんの「農家のパフェ」などが販売されています。
フルーツパフェや和歌山ラーメンが楽しめるKIGURI CAFEでは、ラーメン・から揚げなどのガッツリごはんからフルーツパフェ・ケーキといったカフェメニューまで種類が豊富で、店内は開放感があり、窓の外を眺めながらゆっくり過ごせます。
さらに晴れた日はテラス席でゆっくり過ごすのが気持ちよく、季節限定の仮設店舗が登場して旬のフルーツが並ぶこともあります。ツーリングの休憩に、テラス席でフルーツパフェを味わうというのは、なかなか贅沢な過ごし方です。
パン工房「KIGURI BAKERY」も併設
甘いものだけでなく、パンも充実しています。パン工房「KIGURI BAKERY」も併設されており、外にはサイクリスト向けのサイクルハンガーも設置されています。サイクリング需要にも対応した設備が整っている点からも、この道の駅が単なる休憩所ではなく、多様な旅のスタイルに対応した施設づくりを意識していることが伺えます。
5,000食を売る人気商品、柿カレー
お土産として特に人気なのが、オリジナルのレトルトカレーです。>道の駅くしがきの里併設のKIGURI CAFEとショップで、年間5,000食を販売する大人気商品として、隠し味に和歌山県産の柿パウダーを使用し、中辛でさらりとしたとろみが特徴の、熊野ポークもごろりと入ったレトルトカレーが紹介されています。化学調味料は不使用で、トマトペーストのさわやかな酸味と柿パウダーのほのかな甘みの後にスパイスの辛味が口の中に広がり、どこか懐かしいスパイシーさを伴いつつも優しい味わいに仕上がっているとのことです。柿と聞くとスイーツを連想しがちですが、カレーの隠し味として使われているのは意外性があって面白いポイントです。
もう一つの名物、「かげろう」と「かげろうアイス」
和歌山の銘菓として知られる「かげろう」も、この道の駅で楽しめます。薄くふわふわに焼き上げたスポンジ生地に優しい甘さのバタークリームを挟んだ和洋菓子で、口に入れると溶けて消えるような儚い食感が特徴です。
さらに珍しいのが、そのアイス版です。かげろうのアイスが購入できるのは、このエリアでは道の駅くしがきの里だけとされ、アイスだけどアイスじゃないような食感で、冷凍庫から取り出して少し待ってから食べるのがおすすめの、ふわシャリ食感が新しい商品です。他では味わえない限定感があるので、お土産や自分へのご褒美に選んでみるのも良さそうです。
特産品:串柿・あんぽ柿・柿の葉寿司
物産販売所のラインナップとしては旬のフルーツ・野菜のほか、串柿・あんぽ柿・干し柿もちなどかつらぎ町ならではの加工品が充実しています。柿の葉寿司、あんぽ柿、梅干しなど和歌山でしか買えない逸品も取り揃えられており、ここでしか買えないオリジナル商品も要チェックです。
特に11月は周辺の四郷地区で「串柿づくり」が始まり、柿のれんが山里を彩る絶景シーズンとなるので、道の駅と合わせて訪れると和歌山らしさをたっぷり味わえます。秋のツーリングで訪れるなら、この串柿づくりの風景を見られるタイミングを狙うのもおすすめです。
周辺観光:堀越観音・丹生都比売神社
道の駅を拠点にした周辺散策先も充実しています。施設が立地する四郷地区は、役行者ゆかりの堀越観音や文蔵の滝など、歴史文化・自然の豊かなエリアで、地域をめぐる語り部ツアーも用意されています。
さらに世界遺産関連のスポットとして車で約20分の場所に丹生都比売神社があり、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つに登録されている、1700年以上前の創建とされる神社です。弘法大師空海はこの神から神領地の一部の高野山を授かり真言密教の修行道場を開いたとされ、以来、真言密教の守護神としても知られています。
フルーツ狩りも周辺エリアの楽しみの一つです。かつらぎ町はフルーツ王国で、1月のジャバラに始まり、いちご、梅、桃、トマト、ぶどう、梨、栗、りんご、柿、みかんと一年を通じてフルーツ狩りが楽しめます。訪れる季節に合わせて、道の駅での買い物に加えてフルーツ狩り体験を組み込むのも良いプランです。
気に入ったら、ふるさと納税でも
道の駅で味わった柿・桃・みかん・ぶどうといったフルーツ、実はかつらぎ町のふるさと納税でも人気の返礼品として選べます。特にピオーネや翠峰といったぶどう品種、清水白桃などは季節限定で数量も限られているため、道の駅で気に入った味を後日じっくり自宅で楽しみたい方はチェックしてみる価値があります。ふるさと納税の仕組みそのものについては、以下の記事でわかりやすく解説しています。
関連記事:ふるさと納税とは?道の駅の名産品と絡めてわかりやすく解説
まとめ:フルーツ王国かつらぎ町の実力を体感できる道の駅
道の駅 くしがきの里は、農家直営ならではの鮮度と、串柿・かげろうといったご当地グルメが揃った、かつらぎ町の魅力が凝縮された道の駅です。
- 約170の地元農家による朝どれフルーツ・野菜
- KIGURI CAFEの農家のパフェ、和歌山ラーメン
- 年間5,000食の人気商品、柿カレー
- ここでしか買えないかげろうアイス
- 11月の串柿づくりは絶景シーズン
- 丹生都比売神社など世界遺産関連スポットへのアクセスも良好
紀の川流域の道の駅巡りの一環として、ぜひ立ち寄りルートに組み込んでおきたい一駅です。半径5km圏内に他の道の駅も点在しているので、時間に余裕があれば周辺の道の駅とあわせてじっくり巡るのもおすすめです。
※本記事は各種公開情報をもとに構成しています。営業時間や商品内容は変更される場合があるため、お出かけ前に道の駅公式サイト等で最新情報をご確認ください。


